自宅学習について

student1 学習方法

自宅学習のメリットとデメリット

受験勉強は子供たちにとって大きな負担になることが多いですが、自宅学習を効率的にこなすことで負担を抑え、合格を大きく引き寄せることができます。そこで今回は、自宅学習に関するお話したいと思います。

1、効率の良い学習ができているか?

自宅学習ともなると、すぐに教えてくれる先生がいるわけではないので、自分で調べたり、考えたり、時には自分に合った勉強方法な何だろうかと模索しながら、勉強を進めていくことになります。

効率の良い学習ができるようになるまでは相応の時間がかかるので、自分の学習方法が早めに確立していないと受験競争に勝てなくなります。

2、自分のための勉強か?全体授業のための勉強か?

全体授業が主体の学校や塾では、全員が同じカリキュラムを同じペースで勉強しなければなりません。その点、自宅学習は自分のペースで勉強することができますが、せっかくの自宅学習も全体授業のための宿題や課題をこなすことになると、それ自体が余計な学習となり、本当に自分にとって必要な学習かどうかという問題が発生します。

自宅学習では、特に苦手な分野を重点的に勉強したり、得意な分野をさらに伸ばすために時間を使いたいです。

3、自分で計画することが大切

学校や塾では、一般的に先生や講師が用意したカリキュラムに従って勉強しなければなりません。しかし、自宅学習では、自分の好きなように勉強することができます。これは自分で計画を立てて勉強を進めることになるので、自分の将来に役立つスキルを身につけたりすることにつながります。

しかし、計画と実行する能力が低ければ、逆効果になる場合もあります。ですからコーチングなどの専門知識をつけることで、計画倒れにならない工夫が必要です。

4、学習環境

スマホやゲームが手元にあると、どうしても勉強に集中できなくなります。また、勉強中に隣の部屋で家族がテレビを見ていてると、学習の妨げになるケースが多いのです。

どうすれば勉強に集中できるのかを家族全体で考えなければならず、どうしても家族の協力が不可欠になります。

5、自宅学習を充実させるために

1)意外かもしれませんが、勉強の効率を上げるためには、しっかり睡眠を取ることです。集中力を保つために体力もなければいけません。夜遅くまでゲームやYouTubeに没頭するのはやめましょう。

2)食事にも気を配りましょう。食事を取らずに勉強していると、途中で血糖値が下がって集中できなくなります。もちろん食べ過ぎも要注意です。

3)運動部に入っている場合、疲れすぎて勉強できないこともあります。あまりにも勉強ができない状態が続くようであれば、部活そのものを見直す必要があります。

4)成績が上がらない場合は、受験専門(予備校、塾など)の先生に勉強のやり方をチェックして貰った方がいいです。非効率な勉強をしている可能性があるからです。

5)効率を上げるためには「分散学習」をよく理解しておく必要があります。長時間勉強し続けたり、適切なタイミングで復習していなかったりと、時間の使い方が悪いと成果が出にくいです。

6)勉強へのモチベーションを保つことも大切です。モチベーションを維持する方法も学ぶことも視野に入れる必要があります。

7)インプットばかりの勉強では記憶を保持するレベルが低くなります。アウトプット(想起したり、問題を解いて復習するなど)に力を入れないと、記憶力はUPしません。

以上のように自宅学習を効率化するためには、非常に多くの要素をクリアしなければなりません。

科学的な実験においても、単に机に向かって集中していれば勉強できるようになるということはありません。自分に合った勉強、正しい記憶方法など、改善すべき点が非常に多いので、もしも自主学習が上手くいかない場合は、学習指導のプロに相談することをお勧めします。

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